プロゴルファーのリッキーファウラーさんのタトゥーの意味はご存じでしょうか?
またリッキーファウラーさんは特徴のあるスウィングで有名です。
今回は彼のタトゥーにはどんな意味があるのか、そして彼のスイングの
特徴について見ていきましょう。
Contents
リッキーファウラーの経歴は?
ゴルフのツアープロとして活躍を続けるリッキーファウラーさん。
現在世界ランク7位を誇る素晴らしいプレイヤーです。
まずは彼の経歴などをざっくりと見ていきましょう。
出身はカリフォルニア州のアナハイムで、1988年生まれです。
もともとは、なんとモトクロスのレーサーで14歳の時にゴルフに転向しました。
オクラホマ州立大学出身で、ツアーの最終日には必ずオクラホマ大の
スクールカラーである『オレンジ』を身にまとうことで有名です。
アマチュア時代には、世界ランキング1位のの座を36週間キープしたという
輝かしい実績をもっています。
ツアー初優勝は2012年の『ウェルズファーゴ選手権』でした。
ラウンド前にTwitterで必ず「Go Time!(さあ、行くぞ!)」と呟くことでも
有名です。
とても積極的なプレーが印象的なファウラーさん。オレンジ色というウェアの
印象からもとても元気で明るい雰囲気が伝わってきます。
リッキーファウラーのタトゥーとは?
さて今回フィーチャーするタトゥーの話題です。
アメリカではタトゥーはとても一般的でまったく気にならないものですが、
日本ではまだまだ銭湯・温泉文化などもあってか、問題になることが多い
ですね。
ファッション感覚のタトゥーはおしゃれでよいと思うのですが、まあ日本では
刺青=反社会勢力という古い歴史もあるのである程度はしかたのないことですね。
リッキーファウラーさんのタトゥーは左腕の内側に大きく「田中豊」と入って
います!
なんと日本語なのですよ。プレイ中には必ず中継のカメラにもバッチリ映り込むこの
タトゥーについて詳しく見ていきましょう!
リッキー・ファウラーの祖父へ愛をこめたタトゥー
リッキーファウラーさんの腕に大きく入っている「田中豊」のタトゥー。
これには、どんな意味があるのでしょうか?
実はファウラーさんには日本人の血が流れています。
母方の祖父が日系二世で、祖母はナバホ族の方だそうです。ファウラーさん
の顔の特徴をみれば納得いきますよね。
この、ファウラーさんのおじいさんに当たる方のお名前が
「タナカ・ユタカ」さんなのです。
そして「ユタカ」というのは、ファウラーさん自身のミドルネームでも
あります。
ファウラーさんは大好きな祖父からたった3歳のときにクラブをもらい、
教わりながらゴルフを始めたということです。
大学の中退してラスベガスを拠点ににプロ生活をスタートさせて
ファウラーさんですが、この時期にもこのおじいさんが、アパートの
壁のペンキを塗るなど引っ越しの手伝いもされており、プロになって
からもずっと応援をしている最強のサポーターだということです。
ファウラーさん自身、いろいろなインタビューで「最も影響を受けて
きた人」として、ユタカさんのことを語られています。
ファウラーさんは2015年の12月にこのタトゥーを入れたとのこと
ですが、2016年のツアーシーズンに、その恩人でもあるおじいさんに
感謝を表すプレーをする、という決意をタトゥーに込めたとのこと。
とても力強い結びつきと愛情を感じずにはいられません!
さすがアメリカ人。日本人だったら、自分のおじいさんを好きでも
名前を彫るということまではなかなかしませんよね!
リッキーファウラーの他にもタトゥーの-あるツアープロ
PGAのツアープロの間では、ファウラーさんの他にもタトゥーを
している方が出てきていますのでご紹介します。
ファビアン・ゴメス選手(アルゼンチン出身)
両腕の前腕部分に入れているタトゥーは彼の2人の娘の名前
(メリナとバレンティーナ)を漢字にしたもの。
リディア・コ選手(ニュージーランド出身)
左手首に、プロ転向後、はじめて優勝した日である「2014年4月17日」を
示すローマ数字を入れている。
バッバ・ワトソン選手(アメリカ出身)
左薬指外側に愛妻の名前である「Angie」というタトゥーをいれている。
結婚指輪の変わりにに妻を近くに感じるため、とのこと。
皆さん、思いのこもった「決意」や「愛情」を表すタトゥーを入れているの
ですね。
リッキーファウラーのスイングの特徴は?
ファウラーさんと言えば、小柄なのにもかかわらず、平均300ヤード近い
飛距離を誇ることで有名です。
そんな彼のスイングの特徴についてまとめました。
右足へ軸を傾けたアドレス
ガニ股に見えるファウラーさんのアドレスは、体重配分を6~7割右足に
かけているためです。軸移動のブレが抑えられ、スムーズにバックスイングが
始められます。
肩の回転
ファウラーさんの肩の回転は145°も動いていて、アメリカのツアーの中でもこの回転が一位ではないか、と言われています。
右ひじの曲がり方
ダウンスイングで右ひじを左わき腹につけてインパクトにはいり、フォローに
かけて右腕は伸びていく。アイアンショットでも右腕がが左腕より下を
キープします。
フェース面がスクエア
ハーフウェイバックでフェース面がスクエアになるよう修正したため、
ショットの精度が高くなりました。
右足の粘り
これによってクラブヘッドが低い位置から入ることになり、低く長く動くため、
スピン量が安定します。
右足が粘ることで、遠心力を最大に引き出すことが可能になるのです。
体全体で迎えるインパクト
胸でボールを捉えるイメージで、「腕、体幹、お尻、足、両手首のわずかな部分」
のパワーを同調させインパクトを迎えます。
上半身は2軸、下半身を1軸
下半身が1軸、上半身が2軸と両方の長所を活かしています。下半身は動かず
上半身は右にスライドするように傾きます。
ファウラーさん自身もコーチによる指導のもと改善し続けているテクニックですが
ゴルフファンにとっては研究しがいのあるポイントが本当に沢山ありますね。
リッキー・ファウラープロフィール
最後になりましたが、ファウラーさんのプロフィールをまとめておきます。
名前:リッキー・ユタカ・ファウラー(Rick Yutaka Fowler)
生年月日:1988年12月13日
出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイム
サイズ:身長・175cm/体重・68㎏
学歴:オクラホマ州立大学
職業:プロゴルファー
まだ年齢も若く、これからもまだまだ活躍が期待される選手かと思います。
故障などには十分気をつけて欲しいです。
リッキーファウラーのタトゥーの意味は?スイングの特徴はこれ!まとめ
今日はとっても個性的なゴルフのツアープロであるリッキーファウラーさんの
タトゥーについて、そして彼のスイングの特徴についてまとめました。
大きな漢字で堂々と彫られた「田中豊」というタトゥーは、彼が一番影響を受けた
人物であるという祖父の「タナカ・ユタカ」さんの名前であること、
また「ユタカ」はファウラーさんのミドルネームであることが分かりました。
また、ファウラーさんのスイングの特徴については、大きな肩の回転や
右足の粘り、右腕のコントロール、1軸、2軸の使い分けであることも分かり
ました。
ファンにとっては、まだまだ目の離せないプレイヤーですね!!
おなじみのオレンジ色のウェアで、これからも活気のあるゴルフをしていって
欲しいです。